歩み
未来の子どもたちと地球のために、
妥協なき家づくりへの挑戦
株式会社WELLNEST HOME 創業者
早田宏徳
1973年生まれ。
2008年 はじめてドイツに渡り日本の住宅業界の実態を知る。
2009年 住宅会社を退社、同年マングローブクリエーション株式会社を設立。
2012年 株式会社ウェルネストホームを設立。
株式会社WELLNEST HOME九州 代表
小山貴史
1964年生まれ。
1987年 京都大学工学部卒業。
2004年 エコワークス株式会社を設立。
2012年 地球温暖化防止活動で環境大臣表彰受賞
2015年 ウェルネストホーム九州を設立。
ウェルネストホーム、
原点の共有
ドイツに世界最高水準の家がある
2007年、日本で最高の家を作っているという自負をもっていた早田宏徳は初めてドイツを訪れました。そこで早田は日本の家づくりの基準の低さを目の当たりにします。日本の家はドイツでは建築基準を満たさず建てることができないレベルの性能の家でした。
日本の家は「冬は寒く夏が暑くて湿度が高い」ことが住宅業界や消費者の間でも当たり前とされていました。しかしドイツでは、「冬でも夏でも家は快適な温度と湿度が保たれているもの」というのが当然の考え方だったのです。
ドイツの人たちは省エネルギーや再生エネルギーにも非常に関心が高く、家をはじめとして生活の中に当然のように仕組みとして浸透しています。
日本で世界最高水準の家をつくりたい
衝撃を受けて日本に帰国した早田氏は、日本で「良い家づくり」をする足がかりとして、各地で講演やセミナーを行い始めました。
日本では「良い家をできるだけ安く」つくることが主流の考え方になっていましたが、実際にデータを示しながら「もっと快適な暮らしができること、家が原因になっている病気を予防できること、地震につよく長持ちする家が作れること、省エネルギーの家であれば長い目でみて非常に経済的なこと」を伝える活動を続け、同志を集めて行きました。
ウェルネストホームの発足
ほとんどの人の人生において、家は最も高い買い物です。ウェルネストホームが理想と考えるレベルの家を作ろうと思えば、断熱材などの建材が一般的なハウスメーカーが建てる家の数倍必要になり、家を建てる期間も長くなり材料費や人件費などの費用も増えます。さらに職人の技術レベルを高めるためにも投資が必要になります。
まずは自分たちでやって見せないといけないという思いが日に日に高まり、早田は集まった同志とともに、2012年に四国高松の地にウェルネストホームの前身となる「低燃費住宅」をスタートさせました。
初年度で50組のお客様から受注をいただき、日本中から次々に「自分たちも最高の家を作りたい」とさらなる同志たちが学びに集まってきました。そして、ウェルネストホームが考える「良い家」を作っていける基盤が生まれていったのでした。
早田宏徳と小山貴史の出会い
2011年3月の東日本大震災により、災害時におけるエネルギー供給の脆弱性が露呈。また地震にともなって東京電力株式会社・福島第一原子力発電所の事故が起こったことをきっかけに、日本はエネルギー政策をゼロベースで見直す必要に迫られていました。
そんな中、早田が講師を務めたドイツの家づくりやエネルギーパスの勉強会に小山貴史が参加し運命的な出会いを果たします。
ウェルネストホーム九州の発足
その後、早田とともにドイツを訪れた小山はドイツの住宅政策や家づくりに衝撃を受けました。
日本では、2009年に現在の省エネ制度の前身である住宅省エネラベルの制度が立ち上がり、小山自身もエネルギー性能の表示が一般化されると確信をして取り組みを始めていたが、10年以上経った現在でも日本の制度は説明義務化にとどまっています。しかしヨーロッパでは10年以上前から消費者や未来を考えた制度が存在していました。
早田の活動に共鳴した小山は、自身の誕生日である2014年11月18日に早田とともに高性能住宅の普及を目指すことを決意、翌年父の命日である2015年4月21日にウェルネストホーム九州の前身である低燃費住宅九州を設立しました。
ウェルネストホーム九州のこれから
私たちウェルネストホーム九州はこれからも、地球とその未来について考え、森林を想い、山を想い、何よりも未来の子どもたちのために、快適で健康に過ごせる高気密高断熱・温熱環境に配慮した家づくりを通して、省エネルギー、CO2排出削減を実現し、地球環境を守ることに貢献してまいります。