着工時期が決まり、いよいよ既存住宅の解体が迫ります。
解体前に検討する事項として
①仮住まい
②解体業者
③モノの整理
④引っ越し
があります。
①仮住まい
既存住宅を解体し、新居に住むまでの間、約半年程度は仮住まいすることになります。
生活拠点が変わるため、通勤通学の変化をよく検討する必要があります。
運よく同じ地域の空いてる一軒家があればベターですが、賃貸アパートになる場合も多いでしょう。
また短期貸しとなるので、選択肢が限られるケースもあるかもしれません。
条件含め、よく不動産屋さんと相談していきたいところです。
また住所変更、インターネット、九電・・・手続きも忘れずに行いましょう。
②解体業者
基本的には住宅会社を通して解体業者に依頼することをおすすめします。
もちろん直接解体業者と請負契約することで費用的にはメリットが出ますが、下記のデメリットも検討する必要があります。
・ご自身で業者を探す。
・解体工事の段取り(工程管理、工事範囲、現地打合せ、ご近隣挨拶・・・etc)をお施主様にて管理する。
・解体工事自体のトラブルが発生した場合、解体業者とお施主様双方で解決する
コストだけ見れば直接依頼する方が安く済みますが
通常業務もしながらご自身で工事を管理する煩わしさは意外と大きいと感じられる方もおります。
③モノの整理処分
一番大変なのがこちらじゃないでしょうか。
いらないものは残して解体業者に処分してもらうという考えもあるかもしれませんが
業者や地域によっては、電化製品、衣類など別途処分代がかかり、当初の解体見積より高くなるケースも考えられます。
普段のごみや行政の持込処理など、少しずつでも処分していきたいところです。
④引っ越し
分かっていても前日当日になってバタバタしてしまう引っ越し。
当日まで日常生活を続けるため、衣類、食器、布団、家電・・・etc
意外と片づけられずに当日を迎える方も多いかと思います。
冷蔵庫は前日に電源抜く(食材は空にしておく)、テレビ配線等は抜く前に写真を撮る・・・
モノの整理処分と合わせて、前々から箱詰め、準備していきましょう。
建替えの場合、一大イベントとなる解体~引っ越し
負荷を少なく当日を迎えるために、前もって計画的に進めていきましょう。
設計チーム