実際の物件を交えて、施工の流れをご紹介します。
建物工事のメインとなる木工事、各物件ごとに専属の棟梁が現場に入り、文字通りてまひまかけた手仕事で家を造っていきます。
最初に土台敷きです。
基礎コンクリート打設が完了すると、区画ごとに基礎立上りができあがり、ここに土台を敷いていきます。
よく言葉の意味合いで混同される場合もありますが、土台とはこの木材部分を指します。
土台の間には大引きという木材を敷き、ここには鋼製束で支えます。
弊社の場合は、土台:桧120mm角、大引き:杉105mm角となり、どちらもACQ薬剤の加圧注入材となります。
大引間には床の断熱材であるネオマフォーム100mmをはめ込みます。
ここが床の気密ラインとなりますので、ジョイント部には気密テープ処理を施します。
最後に構造用合板を敷き詰めます。いわゆる根太レス工法というものになります。
建て方当日、朝礼からスタートします。
担当棟梁だけではなく、この日は福岡棟梁チーム集合で作業にあたります。
朝礼が終わったら、クレーンが動き出し、1Fの柱が足っていきます。
つくり手の顔が見える住まいつくり、
もしお時間調整可能であれば、お施主様も朝礼に参加していただけましたら幸いです。
クレーン車で建材を運びながら2Fの床板を張っていきます。
最後に屋根の下地を組んでいきます。
ここまでくると建物の形がはっきりと見えて、ボリューム感がわかってきますね。
お施主様であれば思わず眺めたくなる瞬間ではないでしょうか?
建物規模にもよりますが、30坪程度の建物であれば概ね1日で、
50坪程度など大き目な家であれば2~3日かけてここまで作業します。
建て方は、柱・梁といった骨組み、外周部の耐力面材、内部の筋交い、耐震金物といった「構造耐力上主要な部分」
ここまでを、棟梁全員で建物の形を作っていく工程になります。
次回は断熱工事をご紹介します。