冬はあったかい!それが高断熱住宅ですよね。
しかし、冬は乾燥する時期です。
そのため、高断熱住宅でも加湿器が必要な住宅も多いと思います。
今回はウェルネストホームにお住まいのお客様にご協力いただき、
冬の温度と湿度、エアコン料金のHEMSデータを公開いたします!!
まずは、お住まいの情報です。
〇2階建て 33.81坪 〇竣工:2018年1月
〇計測期間:2020年2/1~2/29(竣工から2年経過)
〇計測場所:屋外、リビング、寝室、脱衣室
〇暖房:1階のエアコン1台、24時間運転 〇加湿器なし
外の最低気温が3℃くらいまで下がった2月の温湿度データです
各部屋の温度差もほとんどなく、20℃以上をキープしてますね。
エアコン料金は2,211円/月でした。
湿度も加湿器なしで、この数値はさすがウェルネストホームです。
ここで、湿度について注意です!!
湿度というと、~%(パーセント)というイメージがあると思いますが、
建築において、結露リスクなど、湿度を%(パーセント)では考えません。
%(パーセント)で表現する湿度を相対湿度と呼びます。
引用:ウェザーニューズ
空気は温度[℃]の変化によって、ためられる水蒸気量も変化しますので、
相対湿度は空気の温度[℃]によって、数値が変化します。
建築では【絶対湿度】といって、空気中に含まれる水蒸気の自体の量で確認します。
下記は、上の画像を絶対湿度で表現したものです。
同じ湿度50%の空気でも、
30℃の空気より、15℃の空気のほうが乾燥していることがわかりやすくなりました。
引用:ウェザーニューズ
ここで、今回の測定結果を【絶対湿度】で表現してみましょう!
外の湿度は5g(グラム)に対して、室内は8.9gくらいを維持していました。
では、どれくらいの湿度g(グラム)が快適なのでしょうか??
世界で最も権威のある空調設備の学会であるアメリカ空調学会(ASHRAE)では
快適な温度(垂直線)と絶対湿度(水平線)の範囲を下記のように示しています。
引用:Replan(リプラン) since 1988 前 真之のいごこちの科学
これだと絶対湿度の上限は示されていますが、下限は示されていないので
乾燥しすぎてもよいことになってしまいます。
このグラフに相対湿度40~60%に範囲を着色するとこんな感じになります。
今回の測定結果もプロットしてみました。
ここで、屋外からの空気を、室内に流入させてみましょう。
屋外からの空気は、エアコンで暖房されますので、
湿度量はそのままで、加熱されます。
しかし実際の測定結果は、湿度量が増えていますね。
普通の住宅だと加湿器を置いて、加湿するのですが
今回は加湿器を置いていません。
なぜ湿度量が増えたのか?
ここにウェルネストホーム独自の湿度コントロールがあります。
冬でも乾燥しないので、快適に過ごせますね^^
ご興味がございましたら、モデルハウスにて詳しくご説明しますので、お声掛けください。
kiyohara
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