6年前の今日。
2011年3月11日14:46に東日本大震災が発生しました。
みなさんは、6年前の今日、何をしていましたか?
私は、高校生でした。
14:46は、学年集会で体育館に集まっていましたので、
教室に戻ってから地震のニュースを知りました。
帰宅し、テレビ中継を見たときは、
まるで映画でも見ているのかと思ったほどでした。
大学生のころには、復興支援団体で東北を訪れ、
九州における防災意識の向上を目的に活動していました。
2005年3月20日10:53に発生した、福岡県西方沖地震は記憶に新しいと思います。
そして昨年、2016年4月16日1:25、熊本地震の本震が発生。
前回、主要活断層の記事でも書きましたが、
いまや、九州は地震の少ない地域ではありません。
しっかりと、防災意識を持つことが重要です!
防災対策には、【レジリエンス】という考え方が大切です。
レジリエンスとは、
外部から受ける力や影響に対する「しぶとさ、強靭さ、回復力」を意味する言葉です。
住宅でも、レジリエンスを高めることが重要です。
・普段は暑すぎず、寒すぎず安全で健康的に暮らせるようにすること
・災害時には私たちが受ける被害を小さくし、また素早く回復できるようにすること
CASBEEの【レジリエンス住宅チェックリスト】では、
以下の3つの観点が重要だとしています。
①普段の健康・安全を高める免疫力
②災害発生時に命を守る土壇場力
③災害後の生活を支えるサバイバル力
東日本大震災では、灯油が届かず、避難所での寒さが問題視されました。
また、東北地方だけでなく大規模な計画停電が実施されました。
レジリエンス住宅チェックリストには、
「暖房がなくても数日間しのぐ備えはありますか?」
というチェック項目があり、
「災害時にライフラインが停止して暖房できなくなっても、建物に断熱性能があれば寒さはしのげます。」
と解説が記載されています。
1995年01月17日 阪神淡路大震災
2005年03月20日 福岡県西方沖地震
2011年03月11日 東日本大震災
2016年04月16日 熊本地震 本震
すべて、冬から春先にかけての寒い時期です。
ライフライン停止時(停電時)に、エアコンが使えなくても寒くないよう、
エアコンの必要ない断熱性能の家で、災害に備えましょう。
【レジリエンス住宅チェックリスト】は以下のページで診断できます。
http://www.ibec.or.jp/CASBEE/cas_home/resilience_checklist/index.htm
この機会に、ご家族で防災について考えてみてください。
東北の地に、祈りと鎮魂の願いを込めて。
2017/03/11
kiyohara