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【家づくりの流れ】暮らし編-③中間通年の住まい方

-家づくりの流れスタッフブログ

ウェルネストホームでの新しい生活が始まります。

今までの生活の延長線上での暮らし方でも十分快適に暮らせますが

せっかくのウェルネストホームの性能を最大限発揮できるよう、暮らし方のコツをご説明します。

特段工夫などなくてもある程度快適な春や秋の中間期、また一年を通してのその他生活の工夫・・・etc

①日射コントロール

冬は日射を積極的に取り入れ、夏は日射を徹底的にはじく、これが基本ですが、春や秋は少しコントロールが必要です。

暦で言う「春分」「秋分」近辺は、太陽高度はどちらもざっくり同じになりますが、

春分ではまだ肌寒く日射を取り入れたい、秋分では残暑が残り日射を入れたくない、と真逆になる場合も多いです。

とくに調整必要なのは秋の日射遮蔽かと思います。盛夏ほどシビアではありませんが、残暑が厳しい場合は、

スタイルシェードやよしず、カーテン等々用いて手動で日射遮蔽をしてコントロールされてください。

またエアコン、サーキュレータ、通風も活用されてください。

盛夏に比べる日射が入りやすくなる時期ですのエアコン温度設定は盛夏時よりも低めになる場合もあるかと思います。

②通風

室内を抜ける風は気持ちがいいとだれもがイメージするかと思います。

中間期は気温&湿度がおだやかな場合が多く、窓を開けて通風を愉しめる唯一の時期です。

後は外気の汚れ具合と相談です。

花粉やPM2.5、騒音などあればかえって不快な室内環境になる場合もありますので

どちらかというと秋の方が通風を愉しみやすいかもしれません。

フロアや部屋の端と端、もしくは1Fリビングと2F上側・・・風の入口と出口を意識して、

ドレーキップの上端開放モードにしてください。

意外に思われるかもしれませんが・・・普通にドアを開けるモードよりも

上端開放モードの方が空気(流体)が壁面を流れることで換気効率が高く、まんべんなく空気が入れ変わります

③ナイトパージ

夏編でもお伝えしましたが、夜間の冷たい空気を取り入れて冷房代わりにする方法をナイトパージと呼びます。

夏だと外気の方がジメっとしているため、あまり取り入れたくないですが、

秋口であればカラっと涼しい空気になります、うまく利用しましょう。

WHのサッシは標準で網戸がないため(OPで追加することは可能です)そのまま窓開けて夜暮らす方はあまり多くないかと思います。

その際はダクトレス換気のナイトパージモードをぜひ利用してください。

熱交換しないモードですので、窓開けている事と同じ状態になり、そのまま外気を室内に取り入れることができます。

もちろんフィルターはあるので虫もシャットアウトできます。

室内の温湿度と室外の温湿度を見比べて、今なら外の方がいい空気だ!と愉しんで暮らしてみてください。

特に都市部よりも郊外で暮らしている方の方が夜間の温度が下がりやすいため

より効果的かと思います。

*窓の外側での結露

10月くらいなどの秋口になると朝方、窓ガラスの外側にうっすら曇った状態を目にすることがあります。

これはガラスの外側で結露をしている状態になります。もちろん外側なのでまったく問題ありません。

これは窓の断熱性能が高いために起こる現象です。

盛夏から秋口になると日中の寒暖差がより出てくるため、朝方気温が下がってきます。

その状態で晴天の場合、放射冷却が起こり、夜間~朝方にかけて窓ガラスの表面温度が下がります。

このような温度差でガラス外側の表面温度が露点に達することで結露が起こります。

*冬に車のフロントガラスが霜が降りるのと同じ現象です。

一般的な窓の場合、室内の温度が外側に漏れていくためこの状態になりにくく、

断熱性能が高い窓だからこそ起こせる現象です。

ガラス周辺よりガラス中央がより断熱性能が高く、また庇のかかり具合によってガラス上部は放射冷却しづらい・・・

→結果、ガラス中央近辺に外側結露が生じやすい、といった現象です。

外側の現象なので、まったく問題ございません。

ウェルネストホーム生活ならではの、秋の風物詩として「風流だなぁ・・・」と感じていただければ幸いです。

ある著名な建築家の方が言われていた言葉があります。

「クルーザーはエンジンを動かし進む=アクティブ

ヨットは風を読み自然の力で進む=パッシブ

住宅が高性能になればなるほど、ヨットのように自然の力を読み、住まい手が手綱をコントルールする

住まい方の重要度が増してくる・・・」

機械で全自動でしてくれるのもラクでそれも一つの快適ですが、

自然を読みながら住まい方を愉しんでいくのもまた一つの快適と思います。

ぜひウェルネストホームの生活を愉しんでください。

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